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スコットランド旅行記

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  スコットランド旅行記とは・・・

 

私がH16.1.24(土)〜31(土)にスコットランドに旅行してきた時の旅行記である。

 

 

24日 成田〜ロンドン(ヒースロー)〜エジンバラ着 

 

 
いつも通り朝まで仕事をして、午前11時成田発ヒースロー空港行きに乗り込みました。寝てないぶん、飛行機では半分近く寝てすごし、13時間近く乗っていた割にはすぐ着いたような感じでした。ヒースロー空港にて先輩と合流し、エジンバラに向います。エジンバラ空港に着き、バスに乗り、町の中に入ると気分はまさにハリーポッター、ロード・オブ・ザ・リングって感じです。もうすでに暗いので(冬場は4時すぎにはまっくら・・)ホテルにチェックインし町場を散策します。とりあえず、パブに入り、ビールで乾杯しました。初日から3件も行き、飛ばし気味である・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


25日 エジンバラ〜グラスゴー

 

昨日は二人とも疲れのため早く寝たので、今日は早く起きエジンバラ城を見学します。見ごたえ十分でもう少し時間を取ればよかったと思いました。

 

午後には列車でグラスゴーに向いました。列車から見える風景が日本とは違い、ああヨーロッパに来たんだなって特に感じました。バスでグラスゴー空港に着き、アイラまでの飛行機のチケットを買おうとしたら『Noplane』と言われ、『What’smean?』と聞くと、日曜は飛行機は飛ばないと言われました。え〜、そんなばかな。。。確かに日本で確認すべきだったのだが、月曜の午前中にボウモア蒸留所の見学の予約をサントリーさんにお願いしていたので日曜に飛行機が飛ばないとは思ってもみなかったのです。。。たのむよ!サントリーさん。。

すでにボウモア蒸留所の前のハーバーインホテルの予約はしていたのだが、行けないのでは仕方が無いのでキャンセルし、グラスゴーの街を満喫する事にした。特に今日はスコットランドの詩人ロバート・バーンズの誕生祭である。大都市の方が盛り上がりそうである!

 

(後々、この計画の無さがかなりの影響を及ぼす事になろうとは、この時は知る由もない)

 

・・ところが街はキルト(男の人がはくスカートみたいな物)をはいている人は無く、街そのものはふつうな感じである。きっとパブに入ればいるだろうと思いパブを探せば日曜なので休みだったり、とりあえず見つけたパブでハギス(バーンズの誕生祭はハギスを食べ、ウイスキーを飲む習慣。ハギスはお店で食べて見て下さい)を頼んだらフードが無い店で、親切に近くの『モルトマン』というお店を教えてくれた。ビールを2杯ずつ飲み乾し、店を探すとそれらしい店が見つからない。途中酒屋があったので入ってみると、ありきたりの酒しか無くちょっとがっかり。。。気を取り直して『モルトマン』を探すと違う店の看板の上の方に『モルトマン』という文字が見える。実は店が変わったいたらしい。店に入りハギスを頼むとここにもハギスは無く、仕方が無いので別のものを注文する事にした。BB(イギリスの簡易ホテル)に帰る途中、ホテルのバーらしきものがあったのでそこに入ってみる事にした。そしたらなんとメニューにハギスがあるではないか!!日付が変わるまでにハギスが食べられるなんてと日頃の行いに感謝しながら、モルトウイスキーを飲みながら待つ事にした。待つ事数分、店のスタッフがこちらに来て、『実は品切れです。』と言った。ぬか喜びをさせるな!って英語で言いたかった。。。またまた帰り道、テイクアウトのお店でハギスが売っているではないですか!とりあえず、ハギスとフィッシュアンドチップスを買ってBBで飲みながら食べました。今日食べられて本当によかった。(実は昨日のパブでハギスは食べているのだが、バーンズ祭なのでどうしても今日食べたかったのである)

 

 
 

 

 

 

 

 


 

26日 グラスゴー〜アイラ〜ダフタウン

 

朝、早い便でアイラ島に渡り、空港にバスがあるとガイドブックには書いてあるので、それらしいのを探すと赤い車がある。しかし、ロイヤルメイルと書いてあるので郵便局の車?であるとすぐにわかる。ためしに聞いてみるとボウモア蒸留所まで乗せていってくれるという。なんて親切な郵便局の人だと思っていたら、しっかりお金は取られた。中に入るとちゃんと料金箱がある。バスも兼ねているのであろうか。。?

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


時間前にはボウモア蒸留所に着き、蒸留所の中を見学させて頂きました。見学が終わり別室に呼ばれクリスティンさんと色々なお話をさせて頂きました。もともと、ボウモアとラフロイグだけでアイラ島を出るつもりだったのだが、せっかくアイラに来たのだからと親切なタクシー(普通の乗用車なので白タクか?)の運転手を紹介してくれた。

 

午前中にボウモア、カリラ、ブナハーブンと周り、昨日泊まれなかったハーバーインで食事をし(ここでTBSのスタッフと話し後にする。日本に戻り解るのだがウルルンのスタッフだったのである!) 生牡蠣にボウモアをかけながら食べる。向こうの牡蠣は塩味が強いので(海水がかな?)ウイスキーで洗い流しながら食べる感じである。

午後に、ラフロイグを見学させてもらい、アードベッグ、ラガブーリンを回る。ラガブーリンの前の川の色はピートの層をとおるためか茶色である。(たんに汚れていたのかも・・・)しかし、アイラ島にはブラックヘッド(・・どちらかと言うとブラックフェイス)と呼ばれる羊がたくさんいる。まちがいなく人の数よりも多いのでは・・?

 

 
 

 

 

 


茶色い水・・?

 
 

 

 


アイラ島から夕方の便でグラスゴーに戻り、グラスゴーからレンタカーでダフタウンを目指す。ちなみに距離は270kmくらい。向こうは国道でも街灯がなく(たしかに民家すら無い所に街灯はいらないだろう。)対向車が来なければ自分の車のライトだけである。しかも車にひかれた鹿が横たわっているは、雪が降ってくるはでもう大変である。レンタカーのため、スタッドレスでも無ければ、チェーンもない。スコットランドの山奥で遭難してしまうのではと思ったりもした。後から聞いた話だが、映画の『ブレイブ・ハート』でイングランド軍とスコットランド軍が戦った平原があるが、その平原の間の道を通ってきたらしく未だに死体がたくさん埋まっていて、スコットランドでは有名なゴーストスポットらしい・・

何とかBBにたどり着いた頃には深夜1時近かった。なんで俺は海外で300km近くドライブしているのだろう。しかも、帰りも300km以上あるし・・・・

 

 

27日 ダフタウン〜ピトロッホリー

 

昨夜の雪が朝まで降り続け、朝には結構つもっていた。スコットランドは年に2,3回しか雪は降らずめずらしいと言われた。スペイサイドの樽工場を見学し、マッカラン、グレンフィディックと回った。どの蒸留所に行っても聞かれるのが『うちのウイスキーが一番だろ?』『お前の店で一番売れてるウイスキーはここのだろ?』という言葉だった。それだけ自分の仕事に誇りと責任を持っているのだろう。(特に今の日本人が忘れている事なのでは・・。)

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


結局、雪のため道にも入れず他の蒸留所は行けずじまいだった。さらにダフタウンで2泊の予定だったが、今晩も雪が降りかなり積もると天気予報で言っていたらしく、BBのオーナーさんに昼間のうちにダフタウンを出たほうがいいと言われ、次のBBも予約して頂いた。親切にされたから言うわけではないがここのBBは旅行中泊まった中では一番良く、しかも値段も安かった。

次にダフタウンに来ることがあれば、必ずここのBBに泊まるだろう。

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


雪がちらつく中、車でピトロッホリーという街を目指す。BBのオーナーさんにビッグタウンと聞いていたので楽しみにしていたが、あっという間にメインストリートを過ぎる。ガイドブックをみると人口3000人!?たしかに山道なのでそれでもビッグタウンかもしれない・・BBにチェックインをすませ街に出ると街はかなり静かである。ちなみに、ここは野口英世がイギリス留学中に避暑に訪れたことがあるらしく日本人にもなじみが深いのでは・・(野口英世以外に訪れたことがあるのは私達だけだったりして・・)

パブに入ってもすいていて、人がいない。シーズンオフ(人口も2000人くらいなのでは?)で人も大都市に出稼ぎに行っているらしい。気を取り直して次のパブに入ると、なんとたくさん人がいるではないか!ここのパブはでっかいスクリーンがあるスポーツバーである。人も50〜60人近くいる。人口に対してこんなにいるなんて他にやる事がないのであろうか?どんな小さな町に行ってもパブは必ず何件かはある。それほど根付いている文化といえるだろう・・

 

 
 

 

 

 

 

 

 


 

28日 ピトロッホリー〜セントアンドリューズ〜エジンバラ

 

ピトロッホリーを後にしセントアンドリューズを目指す。近づくにつれ雪も少なくなっていき、ゴルフは問題なく出来るのか!と意気込んでゴルフ場に着くと・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


一面真っ白でした。それでもめげずに日本からゴルフをやりに来たんだと言うと『Today is closed.』と強い口調で言われた。しばし、呆然とコースを眺め、エジンバラへと向う。トータル600km以上も車を運転すると向こうの標識にもかなり慣れる。元々、日本はイギリスの標識を真似ているため運転はしやすいのだが、車の台数も日本より少ないため楽である。

 

さぁ、スコットランド最後の夜である。エジンバラで知り合いの人と飲む約束をしていたのでBBで待つ事にする。実は以前日立市にいた人(女性)とメールでやりとりし、全てのBBの予約をお願いしていたのである。(この人がいなければもっと悲惨な旅行になっていたと思う。)さらにそのだんなさん(スコットランド人)も日立市にいたらしく、私のお店にも2度程来て頂いた事があるのです。(お会いするまで知らなかったのです。)ほんと、人の縁って大事ですね!2軒ほどパブに行き、だんなさんのなじみのバーにも連れて行って頂きました。最後の夜を十分満喫し、眠りにつきました。(そう、次の日の事なんか考えもせずに・・・)

 

 

29日 エジンバラ〜ロンドン(ヒースロー)

 

エジンバラ空港に着き、チケットカウンターに並びチケットを渡すといきなり『Cansel!』と言われ、『I’m not cansel』と言い返したら、なんと雪で飛行機が飛ばないと言うのだ。仕方が無いので次の便にすると日本に着くのが夕方6時近くになる。それは困る。金曜日でしかも地元の会社関係のお客様の給料日である。一週間も店を休んだうえに店を開けるのが夜の11時くらいになってしまう。ショックのためカバンを落とし酒のビンを割ってしまう。ちょー最悪!

 

さらに、その次の便も遅れヒースロー空港での乗り継ぎに間に合わず、チケットカウンターで文句をいったら『Stay here pleaze』って言いやがった。ホテルくらい用意してくれてもいいんじゃないのか?頭にきてパブで飲もうとしたら、11時でパブも終わり、ふて腐れて寝る事にし(もちろんロビーで・・)、次の日の昼の12時近くまで空港で過ごす破目になった。

 

 

30日 ロンドン(ヒースロー)〜成田〜日立

 

カウンターで荷物の話をするとどうやら紛失したらしい。成田に着くと荷物はヒースローで見つかったと言われ、そのカウンターに行くと『黒澤様の荷物はこのような形状ですか?』と聞かれ、まったく別の人の荷物を手配されていた。(俺は鈴木だって最初に言っただろ!) 結局5日遅れで手元に着いた。それでも向こうからは謝罪は一切無しである!もう二度と乗るかBA(ブリティッシュ・エアウェイズ)!!!!

 

 

って感じの旅行でした。実際ここには書いて無い事もたくさんあるので直接お店で聞いてくださいね!後、これからスコットランドに行かれる方は是非季節の良い時期に行かれる事をオススメします。6月が一番いいそうです。

比較的治安も良く、親切な人も多いです。(イギリス人は不親切な感じがした。)本当に良い国だと思います。(バーテンダー以外はあまり行かない国かも・・・)

 

そう次に行く時は絶対ネス湖に行ってネッシーを見つけてやるもんね〜♪(行く予定だったが、時間の都合上行けなくなったので)

 

 

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